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2012.07.24 (Tue)

「愛だ!上山棚田団」第25回地方出版文化功労賞奨励賞受賞

英田上山棚田団の活動を描いた「愛だ!上山棚田団―限界集落なんて言わせない!」第25回地方出版文化功労賞の奨励賞を受賞しました。
なんと650点もの作品の中から数か月にわたる審査期間を経て決定されたのだそうです。

何はともあれ「地域を維持発展することができる方法論のうち有力な一つであることは間違いない」と評価いただいたのは光栄なことです。そして最後に「楽しい本である」と締めくくっていただいたのには思わず噴き出してしまいました。

<選考理由>
岡山県北部、美作市(旧英田町〜あいだちょう)上山(うえやま)の農耕放棄された棚田が、LLP(有限事業責任組合)創立メンバーの一人の父親が田舎暮らしを始めたことをきっかけにして、LLPのプロジェクトの一つとして生まれた英田上山棚田団によって再び元の姿を取り戻していく過程と、それによって新たに英田の住民となるメンバーが生まれたりする展開が軽妙でテンポの良い文章と写真でつづられている。
インターネットを通じて知り合ったメンバーの「やる前からあきらめるほどつまらんやつはおらん」「やらんと後悔するより、やってから後悔したほうがナンボかましや」というあまり肩に力を入れず、トラブルさえも楽しみながら乗り越えていく「おもしろがり」とノリの良さ、「上山の千枚田」を核として、楽しむだけでなく地域の資源を多角的にとらえビジネスモデルとして持続可能なプロジェクトとして展開させる企画、その有りようと展開で地元の住民とも信頼関係を築いていく過程など読みどころがたくさんある。
しかし、限界集落や農耕放棄地を知る人にとっては読後感が分かれるかもしれない。たとえばこうしたノリの良い集団がそう多くない中で、問題を抱える地域は全国どこにでもあること、この本の中で地元に住みついて行う仕事が国の緊急雇用政策で賄われ、今年を時限とした施策であることなど突っ込みどころは結構ある。それでもこの本の中で展開されていることは地元にとって歓迎されており、こうした地域を維持発展することができる方法論のうち有力な一つであることは間違いない。
また、全体が関西風の軽妙さでつづられていることに、「そんなに簡単なことではない」と思われる方もあるだろう。しかし、プロジェクト全体を貫くこのノリの良さがこの本の特徴であり、多くの人が楽しみながらはたから見ると大変そうな事を継続できる力の源でもある。
今後のこのプロジェクトのさらなる発展を願うとともに、この本に触発されて田舎を楽しみながら守り、発展させていく人たちが生まれることを期待する。それがなんだか出来そうに思われるところがこの本の魅力である。
また、この本は発行元の吉備人出版による創立15周年記念公募作品優秀賞に選ばれたことによって発行された。その顛末が巻末に記されている。これ自体もワイワイ騒ぎながら、新たな才能が登場して本が作られていく過程や、選考されるかどうかの不安、選考されてからのドタバタなど関西ノリで描かれていてクスッと笑わされる。楽しい本である。



愛だ!上山棚田団-限界集落なんて言わせない!愛だ!上山棚田団-限界集落なんて言わせない!
(2011/06/25)
協創LLP出版プロジェクト 編

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